「よわいははつよいプロジェクト」で

ラグビー選手が小学校を訪問するニュースが放映されていました。

元々、ラグビー選手会会長が発足したプロジェクト。

ものすごく活躍している、アスリートでも“弱み”や“不安”など心の中にいっぱ抱えている。

活躍しているから、表に”不安“”弱み“を出せなくて

心の中に押し込めてしまう人が多い。

メンタル面が重要であるという所から現在、

社会問題になっているメンタル面の問題に取り組まれているプロジェクトです。

 「まちがいを認めること。
嘘のない自分であること。

まわりの目をおそれないこと。
孤独とうまく付き合っていくこと。

そんな自分のよわさに真正面から
向き合うには誰だって勇気がいる。

誰もがよわさをさらけ出せて、
よわさを受け容れられる社会へ。」

これが「よわいはつよいプロジェクト」のコンセプトです。

 今回の小学校訪問。

子供が親に我慢を強いられたり、いじめの問題などで”悩みを心に溜める“子供も多く、

“弱さ”と向き合うことの大切さ、

人に相談する事の必要性を訴えられていました。

ニュースではラグビー選手が小学校の体育館で、

体を使ってレクチャーされてました。

子供達に自分が

「嫌だなあ」「嫌な体験をしたこと」などを

紙に書いてもらい、

選手たちの体に貼り付けていく。

体中に紙を貼られた選手は動きが鈍く重くなって、

体が動かせなくなる・・・

心の中にこんなに沢山の“嫌な体験,気持ち”があると

体が思うように動かなくなる。

ボールを受けとったりもできないぐらい、

体が言う事をきかない。

それを実際、子供たちの前で実演することによって、

体感してもらう。

心の中って見えないものだから、

「自分だけ我慢すればいい」

「誰にも分ってもらえない」

「言ってはいけない」

特に弱い子供たちは相談することにも勇気がいり、

心に溜めてしまう子も多いと思います。

人でいいから相談者を探す。

聴くことの大切さを改めて感じました。

私はコーチなので、聴くことは仕事でもありますが、

世の中の人が周りの人や近くにいる人に

ちょっと目を向けるだけで、

救われる人が沢山いる・・・と思います。

みなさんもちょっと周りに耳を傾けるってことを

心がけてほしい。

ニュースを見て、

そういう願いが溢れてきました。